キッチンの片づけをしているときに何やら得体の知れぬビニール袋が出てきました。
開けてみると殻付きの銀杏がどっさり!!!
そおでした。
去年の秋に祖母が拾ったのを分けてもらったんでした。
「殻は自分で割りなさい」と言われたのにすっかり忘れて大事大事にしまっておいたようです。
まだ大丈夫かなぁ???と思いながらも割ってみると全く問題ないようでした。
「よーし、今日は張り切っちゃうよ」と早速殻を割り中味を出してみると…
アレ?どんぐり???じゃないよね…。
中から出てきたのは薄皮の付いた物体。
しかもどんぐりに見える。
(写真は真ん中の2個が銀杏、残りは殻)
私が知ってる銀杏はもっと黄色くて輝いているんだけどなぁ…と思いながらとりあえず薄皮をむいてみました。
この薄皮がなかなかうまく剥けない。
イラっとしながらも続けてみたもののほとんど前に進まない状態。
ついには嫌になって祖母にどうやるの?とメールをしてみました。
すぐに返事が来て『鍋にあまり多くない程度湯を沸かし、その中で銀杏をお玉を使ってコロコロとやる』とありました。
コロコロって…!?と思いながらもたぶんこんな感じだろうと鍋に少しの湯を沸かしお玉の背で銀杏をコロコロ、コロコロしてみました。
しばらくコロコロやっていると薄皮がペロンッと剥がれたんです。
ヤッターーー剥けました~~~!!!一人、心の中で万歳三唱でしたよ。
こんな感じで殻と薄皮は取り除かれ、キレイな黄色の輝く銀杏になりました。
小皿に山盛りになるほどありましたがもうあと半分残っていますが、正直に言うと今日はもう嫌になっちゃったんです。
薄皮のむき方は教わったけど銀杏はまだまだあってエンドレスに思えたんですもの。
今日はここで終了です。
漬物と同じで銀杏もいつも祖母が剥いて冷凍したものをもらっていました。
でもいざ自分で下準備をしてみてその苦労がよーく分かりました。
あの美味しさは祖母の丁寧な下準備と優しさが作っていたんですね。
田舎に住み、農業をしている祖父母からはしょっちゅう野菜や山菜、キノコなどをもらいます。
お礼はもちろん言いますが手伝うことはほとんどありませんでした。
最近、祖母のまねをして色々なことにチャレンジしてみるのですが、何かが違う気がします。
私が作るものは悪くはないけど薄っぺらい、そんな感じです。
たぶん長年の経験の差でしょうね。
少しづつですが祖母の味を最近では教わっています。
まだまだ身に付いたとはいえない最低レベルです。
練習していつか祖母にも食べてもらいたいな、そんな風に思っています。